芒種 (ぼうしゅ)
2016年06月06日

信州の田植えはゴールデンウィークから6月のこの頃まで。稲がうまく育ちますように、という願いが里に満ちます。海のない信州ですが、ほたるいかも干物ならいつでも使えて、じっくり煮ればだし要らず。蕗とは出合いのものです。新緑もいよいよ濃く、緑に染まって暮らす頃です。

芒(のぎ)のある穀類の種まきに相応しいと言われる時節。当社では「美酒は農家と蔵人の共同作品」が口癖の社長の号令で、原料米の生産農家へ社員の何人かがお田植え体験に出向くのが慣わしだ。今年はこの行事にデンマークで真澄を扱っている鮨屋さんの金髪娘たちが飛入り参加した。北アルプスが逆さに映り込んだ田んぼに入ってぬるりとした泥の感触に歓声を上げ、ご苦労さん会の信州そばと山菜天麩羅の美味にまたまた歓声を上げて、「日本で暮らしたい!」と狂喜する彼女らの姿に農家のオッちゃんの頬も緩みっぱなし。暦より随分先回りではあったが、素敵な人間関係の種まきができた実に良き芒種であった。

レシピ

蕗とほたるいかの煮物

材料(4人分)

干しほたるいか
100g
にしん干物
150g
200cc
大さじ1と1/2
薄口醤油
150g

作り方

  1. 蕗は塩茹でして皮をむく。
  2. ほたるいか、にしんを200ccの水で、水から煮る。
  3. 薄口醤油を加え、味の調ったところに蕗を入れて味をなじませる。