香りは、穏やかなメロンやマスカット、つきたての餅を思わせる米由来の香りに、カシューナッツや胡桃のニュアンスが重なります。さらに、レモングラスや月桂樹、朴葉のような落ち着いたグリーンの香りが奥行きを添え、静かな層を作り出します。 口に含むと、上品な甘味にしっかりとした酸が立体感をもたらし、中盤には雑味のない澄んだ旨味がふくらみます。後半にかけて、柑橘の皮を思わせるほのかな苦さがアクセントとなり、数種の原酒をブレンドすることで生まれた深みのある余韻へと続きます。 杯を重ねるたびに新たな表情が現れ、年末年始の食卓をいっそう華やかに彩ってくれる一本です。

• 相性の良い料理
• 数種の原酒をブレンドした金寿には、繊細さの中にふくらみを持つ料理がよく似合います。「百合根と蟹の炊き合わせ」は、百合根の上品な甘味と蟹の旨味が寄り添い、金寿の深みをやわらかく引き立ててくれる一皿です。 「帆立のポワレ 柚子の香り」では、こんがりと香ばしい帆立に金寿の酸が重なり、柚子の香りがふわりと広がって、思わず次の一口を誘います。 「豚ロースと冬野菜のオーブン焼き」は、冬野菜のやさしい甘さに金寿のふくらみが重なり、食卓に温もりを添えてくれます。 金寿とともに、季節の恵みをゆっくりと味わうひとときをお楽しみください。