いにしえより、人と人を繋ぐ場に「酒」は存在した。

神々や大地といった、人智を超えた存在に感謝を伝えるため。
歌い、踊り、心の底で深く強くつながるため。
人は、盃を交わしてきた。

時が経ち、環境が変化しようとも、
人の根幹は変わらない。

人の心を深くつなぐ、酒の力を我々は信じている。
美しい酒造りを通じて、人と人、自然と人を結ぶ存在としてあり続けたい。
人の心を打つ酒造りに、挑んでいく。

諏訪から世界へ。
長い時間をかけて日本で育まれた清酒の製造技術や味わいは、
世界に幾多とある酒類の中でも唯一無二の個性を放つ。
この日本文化のひとつの結晶を、正しく世界に発信、伝承することは、
多くの先人と未来に対して、我々の責任であり使命でもある。

新しい真澄|01

人が行き交う
諏訪」という土地の力

八ヶ岳や南アルプスからもたらされる山の恵み、
諏訪湖や川からもたらされる水の恵み、
鋭利な刃物となる大地の恵み黒曜石を求めて、
縄文時代から多くの人が暮らしていた。
時代は下り江戸時代。
甲州街道の往来が盛んな宿場町となっていたこの地で、真澄は誕生した。

新しい真澄|02

諏訪信仰が支える、
この地に生きる誇り

信仰は、自然との共生を考えるうえで不可欠なもの。
諏訪では原始の神が今でも祀られており、
歴史の表舞台には出てこない不思議な伝承や信仰が、数多く存在する。
我々にとって建御名方尊(タケミナカタノカミ)を主神とする諏訪大社は、
唯一無二の聖地。
7年に一度執り行われる御柱祭りでは、
老若男女問わず皆が必死で、山から社へ巨木を曳き入れる。
諏訪に生まれ、生きる者としての誇りが、脈々と受け継がれている。

新しい真澄|03

伝統と革新と

1662年(寛文2年)に創業。
諏訪大社の神宝である真澄の鏡を酒名に戴き、
諏訪の地にて、代々酒造業を営んできた。

大正時代、宮坂勝と窪田千里杜氏によって品質第一の酒造りへと舵を切り、
全国新酒鑑評会にて数多くの表彰を重ねるように。
1946年、優良清酒酵母として知られることとなる「協会7号酵母」が
諏訪蔵にて発見され、その後、日本各地の酒蔵が採用。近代酒質確立の礎になった。
1982年、第二酒造場として、富士見蔵が完成。
2012年、創業350年を迎えた。

2019年、原点に立ち返り、7号酵母のみを用いた酒造りへ。

新しい真澄|04

7号酵母

1946年、諏訪蔵にて発見された協会7号酵母。

流行り廃りのある日本酒の潮流に流されることなく、
広く日本中の蔵で利用され続けてきた。

発見から半世紀以上。
「7号酵母の酒」ならではの、穏やかで飽きのこない飲み口とほのかな酸味は、
多様化した現代の食卓にこそ調和するものとなっている。

新しい真澄|05

曇りなき鏡のような酒造りへ

7号酵母で醸す酒には、
風土の気配と造り手の意思が、素直にありありと映し出させる。

原料を育む自然を敬うこと。
五感を使って酒造りに向き合うこと。
美しい酒を造るために前衛であろうとし続けること。

我々は、真澄の原点である「7号酵母の酒造り」一筋の酒蔵に。

真澄」の名は、諏訪大社に祀られる「真澄の鏡」からいただいたもの。
その名に恥じぬよう、曇りのない美しい酒造りに挑戦し続ける。

真澄の新たなシンボルマーク

水鏡に映り込む一枚の蔦の葉

=日本酒・諏訪湖・真澄の鏡=宮坂家

宮坂家の家紋である蔦は這って上に上がろうとする逞しさ、
葉を多く繁らせることから「繁栄」を意味する。
新たなアイデンティティを設定する上で伝統のある蔦の紋から現代的に且つ
普遍性、耐久性のあるフォルムをつくることを目指し、
真澄杜氏の大切にする言葉「和醸良酒」の如く、和=輪の形状にまとめました。

伝統と革新」の二面性、七号酵母の穏やかで調和のとれた風味、
世界へ向けた新たな酒文化の創造という意味が込められています。

明治から昭和に渡って活躍した信州高遠出身の画家、
中村不折によって揮毫された漢字のロゴタイプ。
我々の目指すべき真摯な酒造りへの姿勢を力強く表現しています。

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