真澄発祥の七号酵母を使用した純米仕込みの生酒。

心地よい香りとすっきりとした味わいに仕上げました。

真澄の生酒

冬の間に醸した新酒を、一度も加熱処理せずに瓶詰めしました。
後味軽く、さらっとした味わいにしているため、夏にもピッタリ。
また、若い方の口にも合うように、華やかさを表現しつつ派手になりすぎない心地よい香りの造りをしています。

商品情報

純米
生酒
品種
麹米 長野県産 ひとごこち
掛米 長野県産 美山錦
精米歩合
麹米 55%、掛米 60%
日本酒度
+1前後
酸度
1.6前後

誕生秘話

代表取締役 宮坂直孝

夏の主力商品、「純米 生酒」は思い入れのある商品の1つです。
看板の季節商品群の、宅急便による蔵元直送はこの酒から始まりました。

卒業後に百貨店の婦人服売り場で研修することとなり、配属当初は、酒屋なのに何故全く違う売場にいるのかと疑問を持っていましたが、この配属がその後、私の考え方に大きな影響をもたらしました。婦人服で1年研修した後は本命の日本酒売り場に配属されることに。


婦人服は常に最新のトレンドを追って頻繁に商品や雰囲気が変わります。一方、酒売り場は季節感がなく1年中同じようなディスプレイ。工夫のない場所となっていました。その変化のなさが私は面白くなく、歯がゆく感じていました。隣のワイン売り場には秋に出るボジョレーヌーヴォーがある。ならば、日本酒も季節商品を出せないかと動きました。他社にはそういった商品がなかったため、自社で探していると、通常ならお酒は火入れ(加熱処理)をして販売しているものの、火入れをしていないお酒「生酒」が自社内で好評と聞き、冷蔵の季節商品として百貨店に出してみることにしました。この初めての季節商品は反響がとても良く、1日で1000本売れたこともありました。

研修終了後、百貨店での販売実績があったため早速地元諏訪でも売り出しましたが、全く売れませんでした。発売当初は「生酒」のコンセプトが知られておらず、甘酒と勘違いされるほど。説明しても通用しないこともありました。
また、当時は今のように宅配便というものがなかったため、自身でトラックに積んで売り回っていましたが、遠方まで配送することもできず、時間や手間がかかっていました。悩んでいる時、たまたま他の業界で冷蔵物を運ぶ際に宅配業者を使っているという話を聞き、これだとひらめきました。今まで日本酒業界では行っていなかった、宅配業者への委託を行うことにしました。
当時はクール便がなかったため、出荷時は発泡スチロールに氷を詰め、飾り用の笹を山に採りに行き同梱していました。このようなやり方は今まで行ったこともなく、笹や氷を集めるところから始まり、氷を砕き、整った笹を敷き詰めるといった非常に手間がかかるものであり、冷蔵商品を配送するというリスクもあったため社内からは大反対。四面楚歌のような状況の中、唯一協力してくれた従業員と朝から晩まで作業を行い、疲労困憊になりながら出荷していました。

今まで夏は日本酒が飲まれることが少なかったのですが、宅配便を使い、冷蔵商品を配送する方法をとった結果、夏に飲む冷たいお酒は大好評で、真澄の生酒は有名となっていきました。そして宅配便を利用することで今まで2週間かかっていた配送がすぐに蔵元からお客様へ直接届くようになり、評判を呼び、他社が配送システムを見学しに来るまでに。日本酒業界で宅配便システムや季節商品が知れ渡るようになりました。

私が家業に戻って働き始めたのと、生酒が生まれたのはほぼ同時。その長い年月幾度も改良と改革を繰り返し、手間と情熱をかけてきた酒です。これからも進化を続け、暑い夏にも食卓に置いてもらえるような酒を目指していきます。

製作秘話

富士見蔵杜氏 中野淳

今期の生酒

今期は酒米ひとごこちを使ったため、味のりが良く、後味がスッキリしています。
前期の生酒は発売時に少々かたさが気になったので、今期は甘さが残るようにバランスを整えました。味や香りのバランスが良い、素直に飲めるお酒に仕上げました。
自分自身量を飲むのが好きなので、沢山飲めそうなお酒にしています(笑)
そして、日常的に気軽に飲めるお酒であってほしいなと思っています。皆さんの好みに合えば嬉しいです。

生酒に使用している「 七号酵母 」について

現在、七号酵母発祥蔵として、七号酵母の良さを再発見するために日々研究を重ねてはいますが現在模索中で、まだまだ勉強不足だと思っています。
七号酵母は可能性のある酵母ですので、これまでの七号酵母で醸されたお酒にない、新しい一面を出すことができたらと思っています。

今期の富士見蔵

今期から富士見蔵の原料処理を変更しました。洗米装置を追加導入し、連続蒸米機を甑に変更。全ての蒸米を人の手で運搬するようになりました。洗米と蒸米を変えたことにより蒸しあがりの仕上がりと安定感がかなり良くなりました。
始めは慣れない作業に苦労しましたが、蔵人が話し合いにより積極的にフォローをしあうことで調整ができ、以前よりも一体感が生まれました。
製造過程を変更し、蔵人の意識が更に良くなったことにより安定した品質に繋がっていると感じています。

生酒の歴史

1982年
生酒発売
2005年
本醸造から吟醸に
「吟醸 生酒 」発売
2016年
吟醸生酒から現在と同じ、純米に。
「純米 生酒」発売

本醸造生酒

吟醸生酒

1982年の夏に発売以降36年間、
形を変えていきながらも真澄の人気商品の
1つになっています。

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